Sugar*Style

special イントロ

春はもっと楽しい季節であるべきだ――!!

悪い女に騙されたり、借金をこさえた親に夜逃げされたり……。

『今度こそ俺は自分の人生を謳歌できる!』

そんな期待に胸を膨らませながら着いた“ひだまり寮”。

なんとそこは、女性しか住んでいない小さな学生寮だった!

きっとこの中に運命の出会いが……!

などと美人に囲まれ浮かれているのもつかの間、

※主人公の名前は変更可能です。

詩頼町(しらいちょう) センター街

かつてここは自然“しかない”超田舎町だった。信号は常に黄色のみが点滅していて、通り過ぎる車は軽トラかコンバイン。この町を出て戻ってくるのはツバメだけ……そんな限界集落。しかしそんな詩頼町は、巨大な専門学校の創立を境に急激に若者が増加し、大都市へと変貌を遂げる――。大きなショッピング街ができ、バスはアメリカ風のオシャレなケーブルカーにかわり、田んぼはそのほとんどがビルになった。しかし、未だに静かな田舎を好む人もたくさんいる。若者たちが集うセンター街を離れると、静かな老後を楽しむ年寄りたちの集う田舎町がひっそりと顔を出す。田舎と都会が織り交ざった、不思議な町だ。

ひだまり寮

主人公の叔母さんが経営している学生寮。勾配がきつく舗装のいい加減な坂道を上った先に見えてくる、築40年の木造建築だ。かつて民宿だった建物をそのまま転用しているため、大浴場や玄関、食堂など、いたるところにその名残りを感じられる。ここから徒歩15分ほどの位置に新築の学生寮があるため、ざわざわこんなオンボロ寮に住もうという人間はまずいない。夜になるとこの建物だけ山の中にぼんやり光って見えるため、近所の子供の間では幽霊屋敷と称されている。